某音楽祭２００９

某音楽祭２００９に出演してきた。
http://www.kc-lalala.com/

高知市中心部に設置した１０箇所のステージでいろんな音楽を楽しめるイベント。

↓音源とともに、ここには覚えていることを残しておこうと思う。

※演奏が始まるまでに少し時間がかかります。
※なんとなくの雰囲気をお楽しみください。（楽しめれば

9/11(金）
仕事を早めに切り上げて、家には帰らずに、車を四国に走らせた。
機材一式は出勤前に車に積んでおいた。
途中、どこかにテントを張って一泊しようかと思ったけど、思いのほか道が空いていたのでほとんど休憩せずに高知にたどり着いた。
瀬戸大橋と阪神高速以外は高いので、いつもそれ以外は下道を使う。片道360km。今回は６時間。早い。



9/12(土)
午前２時に後輩（バンドメンバー）宅に着いた。
寝て起きて、後輩の用事に付き合って、昼過ぎから練習開始。
普通、バンド練習といえば貸しスタジオでするもんだけど、みんな金が無いので後輩の部屋で練習。
周りに民家が無いので、騒音は問題にならないようで、時間を気にせず練習できる。
すごく良い環境だと思う。
練習といっても、何回か録音してテンポや間違えやすい箇所の確認程度だ。今更あがいてもどうしようもない。
この日は他にも何かあったと思うけど、忘れた。



9/13(日)
出演する会場でトップバッターだったので、早めに現場に行ってゆっくり準備した。
余裕を持って準備できれば本番中のミスも減るだろうと思ったけど、意味が無かった。
・・・。準備中に全体の音量のバランスしっかり合わせたつもりだったのに、最初の３曲はギターの音がほとんど出ていない。他の２曲ももう少し大きくて良いくらいだ。

演奏中はパラパラと拍手がもらえた。声援ももらえた。
今まで人前で演奏した中で、一番いい反応だった。（どんだけしょぼいねん）
演奏が終わって、色々と声をかけられた。
　・巻き舌の歌い方いいね（運営のおっさん
　・イイネーヨカッタヨー（見知らぬオーストラリア人、他のステージで演奏
　・何を言われたか忘れたけど話しかけられた（後でビートルズを演奏していた

お世辞だったのかも知れないけど、今までこういう経験が無かったのでとてもうれしかった。
後で、見ていてくれた友人に聞いたところ、「やってるうちに観客が増えて、反応も良くなってきてた」とのことらしい。
演奏中は周りを見る余裕も無いから分からなかった。


演奏が終わってさっさと片付けた後は、会場を回ってビール片手に色々な音楽を楽しんだ。
去年は時間的な余裕が全く無くて、演奏が終わったらすぐ帰路に着いていたけど、今回は月曜日に休みを貰っていたのでゆっくりできた。
とても楽しかった。
もう一度言いたい。とても楽しかった。


夕方まで会場をうろついて、疲れたので後輩の部屋までみんなで帰った。
片付けて一風呂浴びて、メンバー３人で焼肉屋で打ち上げをした。
「見知らぬ人に拍手をもらえたら焼肉」という話だった。俺がおごるとかおごらないとか言ってたような気もしたけど、忘れたフリをした。
店内で、演奏を録音したMDを聴いて、自分だけ盛大に落ち込んだ。あまりにもギターが聞こえなくて泣きそうだった。
焼肉うまかったけど酔っ払って、味の半分は忘れた。

焼肉屋を出て後輩の部屋に帰り、友人とその彼女を誘ってまた飲んだ。
ここからはほとんど記憶が無い。
色々と普段言わないことを、沢山話していたような気がするけど、全部忘れてしまった。
とても楽しかったんだと思う。
どういうわけか、何かについて「信じない！信じない！」としきりに言っていたような気がするけど、、、、何のことだったか全然覚えてない。。。

気づいたら自分の居る場所が、元居た後輩の部屋ではなく、1km程離れた別の人の部屋だった。
学生時代の寮の先輩の部屋だった。
ほとんど交流が無く、合うのは数年ぶりだったと思う。
そこでもまた、何か色々話していたような気がする。



9/14(月）
気づいたら、元の後輩の部屋に帰っていた。
枕元にはえらく高級なスコッチが置いてあった。あがりこんだ先輩の部屋から持ってきてしまったらしい。
後で聞いたら、一応貰ったということになっているらしい。

目が覚めたのは昼前だった。
前日までの予定では、午前中には出発していて、夕方までには自宅に着いてのんびりしているはずだったのに、、、、
いつもの二日酔いだった。飲みすぎた。

仕事に行ってた後輩が戻ってきて、「抜け殻みたいになってますよ」と言われた。
本当にそんな気分だった。
理由は良く分からないけど、ライブで頑張ったとか、酒を沢山飲んだ、、、ではなく、
「誰かに何かを沢山話したから」のような気がする。自分の中が空っぽになったような気分だった。
この気分をしばらく引きずっていて、何かが悲しい。何かがよく分からない。


結局酔いは一向に醒める気配無く、車に乗ったのは晩の6時で、吐き気とめまいと眠気の三重苦と戦いながらの長距離ドライブだった。
途中何度か吐いて、なんとか家に着いたのは１時だった。
片付けもせずにすぐに寝た。翌朝もなんだか辛かった。









来年はどうだろうか、、
ベースを弾いていた後輩が実家に帰るという話を聞いた。
今回は本気で落ち込めるほど楽しかった。
来年はどうだろうか、、
彼らとまたできるだろうか、、、