SAMURAIFACTORY もぐらの穴 バンドでのトラブル 忍者ブログ
暗くて狭いが、ここが俺の巣。 日常の中から涌き出てくるかもしれない、些細な思いをうだうだ、ゆらゆらと書き綴り、、 たまには音楽を楽しんで、しょぼしょぼと溜めこんでゆく。 ・・・・・・・。まぁ、茶でも飲んでいけや。      コメント大歓迎。何でも書いてください
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これほど感情的になったのは久しぶりだ。

ウチのベース(以下T)は何かと気まぐれだ。


ライブ本番間近の、曲のアレンジを固定させた状態でしっかり煮詰めないといけない段階になってから、曲の印象を大きく変える程の変更を平気で実行しようとする。
T自身が演奏するベースもまた気まぐれな音で、スタジオでテイクを重ねる度に違うフレーズが出てくる。
アドリブだと彼は言うが、俺に言わせればだたの手抜きだ。音もリズムも頻繁に外すからそう思わざるを得ない。

「絶対にミスらない無難なプレイが良いのか、それとも逆に、良いフレーズが出るかもしれないアドリブ沢山のほうが良いか」
ということなのかもしれないが、そういう問題ではないのだ。
Tがたまにアドリブで良いフレーズを出すことは分かっている。
しかし、それを本番直前のスタジオではなく家でやって、出てきた良いフレーズを再現できるように練習すれば、良いベースになるじゃないかと思うのだ。
練習しない言い訳としてアドリブを使うのは、見苦しいからやめて欲しいのが本音だ。

もちろん、アドリブで音もリズムも外さずに、良いフレーズを連発するならそれはとても素晴らしいことだと思う。
しかし、現実は違う。

そして、その場で良いフレーズが出てきても、Tがそれを再現することは少ないように思う。
録音した音源を後で聴いても、どのテイクが彼にとってベストなのかよく分からなくなる。
結局、こちらからは「音を外してくれるな。リズムを外してくれるな。しっかり演奏してくれ」としか言い様がなくなってしまう。


そんなTに、先日電話で色々キツイことを言ってしまった。
話題は、次のライブで演奏するラストの曲の終わらせ方について。
Tの提案で変える事になったが、その内容が「即興(アドリブ)のアウトロで終わらせよう」というものだった。
前回のライブ直前(半月前)のスタジオで突然言われた。「半月後のライブでやりたい」と。
ためしにやってはみたものの、予想通りグダグダだったので保留になった。
それでも次のラララではやろうということになった。スタジオで大まかな構成を決めて「コレで行こう」ということになった。
もっとも、アドリブでまともな演奏をできるほどの技術もセンスも無いので、少なくともギターはしっかりフレーズを決めて練習してから、ライブに挑むつもりだった。あくまで「ジャムセッション風」だ。まあ、それも難しいけど。

決まったことに基づいて、MC等を入れるためにアレンジしたデモ音源を家で作って「この進行でどうか」と、意見を聞くためにメンバー2人にメールを投げた。
それに対してTから来た返信を見て怒りに打ち震えた。
「最後はベースからギターに持ち替えて、ドラム+ギター2本の編成にして、もっとラフな進行でアドリブで盛り上げて・・・」
訳が分からなかった。決めたことは一体なんだったのか。
持ち換えるギターのために、本来やってもらいたいベースの練習が、さらになおざりになってしまうのだろか。
メンバー全員、アドリブで人を楽しませるには技量不足だとは思わないのだろうか。
そもそも、この編成でかっこよくなる理由を見出せない。その他色々考えた。言い出したらきりが無い。

その後電話口で、感情に任せて色々ぶちまけた。

Tが言うには、
「ウチらはそんなにガチガチに気合をいれた硬いバンドじゃないので、ライブでももっとラフに適当な感じでやったほうが良い・・・」と。
そのセリフは、俺がイチャモンとして硬いことを言ったときに、何回か聞いていた気がする。

冗談じゃない。それはつまり、はじめから手を抜いてバンドをやると言うことじゃないのか。
そりゃこのバンドはメンバー全員下手糞だし、まとまりが無い上に結果としてフニャフニャな感じだが、それでもはじめから妥協して取りかかってしまっては、いつまでたってもダメなままじゃないか。
下手糞なのは仕方ないけど、何も決めずろくに練習もせずに、適当なフレーズを適当に演奏して、ライブをグダグダに終わらせるのは我慢ならない。


・・・。
ここまでの考えに至った理由としては、曲も歌詞も大半を自分が作って、レコーディングや音源の製作も自分がやって、わざわざ高知まで何回も往復して等、、、何かとバンドに労力をつぎ込んでしまった状況もあると思う。

しかしTからすれば、それは全部俺が勝手にやっていることだし、そもそもバンドにはそんなに労力をつぎ込むつもりは無く、暇つぶし程度で楽しみたいという本音があるのかもしれない。本来ならばそれも有りだ。
自分がTを選んでバンドを組みたいと言っている以上、彼に自分のスタンスを押し付けるのは、傲慢だと思う。
分かってはいるけど、彼のバンドに対する姿勢を垣間見るときについイライラして、感情的になってしまう。
それでも基本的には楽しいバンドなので、続けたいのだ。反省しなければならない。

なんとか折り合いを付けたい。
もともと連絡不精なTだが、以降電話には出ない。メールの返信も無い。
へそを曲げてしまったのかもしれない。
今度あったとき、まずは電話での非礼をわびなければ・・
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